講義フォルダを、まとめて一度に変換する
1つの講義は1本の録画では終わりません。科目コードの付いたフォルダに1時間の録画が12本入っていて、欲しいスライドはその中のどこかにあります。1本ずつ変換するなら、ファイル選択を12回、待ち時間を12回、そのあとダウンロードしたファイルの名前を12回直すことになります。
一括変換はフォルダごと受け取ります。中の動画をすべて読み取り、エディタと同じ抽出を行い、講義ごとに1つのスライドを返します。番号どおりの順番で、お使いのパソコンの中で処理され、アップロードは発生しません。ここでは使い方と、できないことを説明します。
このページの内容
はじめる前に
- アカウント。1本だけなら不要ですが、フォルダ単位ではアカウントが要ります。一度の実行で残るのは1つのダウンロードではなく、複数の結果だからです。
- このパソコンの1つのフォルダに入った録画。週ごと、章ごとのサブフォルダがあっても構いません。1つのリストとして読み込まれます。
- 開いたままにできるタブ。処理はすべてここで行われるので、このタブが作業をしている機械そのものです。
1 一括変換のページを開く
アドレスは /app/batch、アプリのサイドバーからも開けます。フォルダを渡すまでページは空のままで、先に設定することは何もありません。エディタと同じ設定で動くので、変えたいところは結果が出てから講義ごとに調整します。

2 ファイルではなく、フォルダを選ぶ
選択画面が求めるのはフォルダです。動画でないものは無視され(シラバスのPDF、サムネイルの残骸など)、動画かもしれないものはすべてキューに入ります。ブラウザが開けない可能性のある形式も入るので、.avi は黙って消えるのではなく「開けない」と表示されます。
そのあと、1本目を始める前にすべての録画の長さを測ります。無料アカウントに長さの確認が出るのはこの一度だけです。フォルダ全体について一度尋ねる形で、途中で1本ずつ聞かれることはありません。

3 そのまま走らせる
一度に1本ずつ処理され、終わった講義から順に、サムネイル・長さ・枚数のついた行が増えていきます。終わったものはいつでもエディタで開いて、1枚を切り抜いたり削除したりしてから戻ってこられます。その間も処理は続きます。キューは、いま見ているページの中にはないからです。
止まるのは再読み込みです。ブラウザがページに渡すのはファイルそのものであって、あとでフォルダに戻るための手がかりではありません。ですから再読み込みすると、終わった分は残り、残りのキューは失われます。
4 まとめて取り出す
取り出し方は2つあり、用途が違います。「すべてダウンロード (.zip)」は、講義ごとのフォルダが入った1つの書庫です。フォルダ名は元の録画の名前なので、人に渡すならこちらです。「すべてライブラリに保存」は、同じ結果をライブラリの1つのフォルダにまとめます。あとで編集を続けるつもりならこちらを選びます。

順番は、思っているより効いてくる
どのファイルマネージャーでも「第10回」は「第2回」より前に並びます。その順番で処理すれば、返ってくるのは順序の崩れた講義一式です。そのため一括変換は、ファイル名を単なる文字列としては比べません。ご自身のファイル名を入れて、どう並ぶか確かめてみてください。
できないこと
- 再読み込みには耐えられません。終わった分は残り、キューは残りません。
- サブフォルダは1階層だけ読みます。章ごとに分かれた科目は問題ありませんが、フォルダの入れ子が続くと1つのリストに平らにされます。
- 無料アカウントでは、30分を超える録画は最初の30分だけを読みます。確認は実行前に一度だけで、途中で聞かれることはありません。
- あなたなしでは動きません。処理をしているのはこのタブなので、パソコンがスリープすれば講義もそこで止まります。
よくある質問
動画はアップロードされますか?
いいえ。すべてのフレームはこのタブの中、お使いのパソコン上で処理されます。フォルダごとの録画がその機械の外に出ることはありません。速度が別のどこかの待ち行列ではなく、お使いのパソコンで決まるのもそのためです。
一度に何本まで入れられますか?
こちらで上限は決めていません。実際の上限は時間です。これは本物の映像処理なので、12時間の講義は12分の動画よりずっと時間がかかります。
タブを閉じて、あとで戻れますか?
処理中は戻れません。終わった分は保存されますが、ページが閉じればキューも止まります。
ブラウザが開けないファイルはどうなりますか?
キューには入り、試したうえで「非対応」と理由付きで表示されます。多くはどのブラウザも解けない HEVC や ProRes です。そのファイルを H.264 の MP4 に変換してから、もう一度フォルダを実行してください。
講義ごとの名前は残りますか?
残ります。出力フォルダはすべて元の録画の名前が付くので、書庫を開いたときも番号の羅列ではなく、講義の一覧として並びます。